ゴースト、禁断の快楽にいざなうゴシックメタル、ビギナー歓迎！

心の隙間に忍び込み、悪魔の言葉をささやくバンド、ゴースト

たとえば、自分や、自分の大切な人に、どうしようもない不幸が降りかかったとき。どんな神様でもいい、たとえ悪魔でもいいから、救済に導いてくれる存在に、身も心もすべてゆだねてしまいたい…。誰しも心に弱さを持っています。そんな心の隙間に忍び込むバンドが、ゴーストです。

ゴーストはスウェーデン出身のヘヴィメタルバンド。2016年にはグラミー賞（ヘビーメタル部門）を受賞して、人気はすでにワールドワイド。

サポートメンバーは、”ネームレスグールズ（名もなき悪鬼）”と呼ばれ、銀の仮面の着用を義務付けられ、本名・素性を明かすことも禁じられています。

ここで、もう一度、フロントマンのコピア枢機卿の顔もよく見てください。死体のように生気のない顔面。そう、彼もまた仮面をかぶっている”ニセモノ”です。

ゴーストは、一つのジャンルに固定するのではなく、あらゆる音楽を場面ごとに使い分けるユニークなアーティストです。

悪魔崇拝への誘惑

伝染病で禍を拡散

美しい旋律で命を奪います

ゴーストが面白いのは、本物の悪を演じるのではなく、「ニセモノ」が持つ禍々しさ、滑稽さ、美しさを表現してるところ。さらに、「ニセモノ」と分かってすがりつく人間たち（ファン・観客）をも描き出すという、めちゃくちゃ興味深いパフォーマンスです。凝ってるなぁ！

いかがでしたか。

2019年のDownload Festivalで来日したゴースト。
コロナが収束したらぜひ来日してもらってフルセットのライブで観たいなぁ。
俺はそのとき、コピア様にすべてを捧げたいと思っています（笑）。

今日はこんな感じです。

また会いましょう！