【名盤・名曲】ボン・スコット、あなたに知ってほしい AC/DC(ビギナー歓迎)

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ボン・スコット(以下、ボン)という男を知っていますか。

いつも人懐っこい笑顔。

いつも裸の飲んだくれ。

おバカな歌詞のなかに真実や涙がチラリ。”ストリートの詩人”なんて呼ばれることも。

鼻にかかった独特の歌声は、1度聴くと2度と忘れない不思議な魔力。

そう、当時まだ無名のAC/DCを、スターダムに押し上げたカリスマフロントマンです。

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1974年9月に、リード・シンガーとしてAC/DCに加入し、5枚のスタジオアルバム(グローバル盤)をのこし、1980年2月に不慮の事故で、33歳の若さで他界しました。

今日は、ボン・スコットが在籍した1970年代から、歴史的名盤「BACK IN BLACK」に至るまでの、“若きAC /DC”の魅力を振り返ります。

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【1】ボン・スコットはAC/DCの機材車のドライバーだった!そして舞い降りた運命のチャンス!

ボン・スコットは1946年生まれ。
AC/DCの中心メンバー ヤング兄弟、兄 マルコム・ヤングより7歳年上。弟 アンガス・ヤングより13歳年上です。(ちなみにヤング兄弟は8人兄弟!)

1974年のボン・スコットは、職を転々としつつ、ボーカルとドラムでバンド活動をしていましたが、ひょんなことからAC/DCのスタッフの仕事にありつきます。機材車のドライバーです。

AC/DCはまだ無名でしたが、地道なライブ活動で少しずつ人気が出てきたとき、アンガスとマルコムはこう感じ始めます。

うちのボーカル、AC/DCに全然合ってないんちゃう?

彼の名前は、デイヴ・エヴァンス。AC/DC初代ボーカリスト。デイヴの映像が残っています。
う〜ん、たしかに合ってない気が(笑)。

AC/DC – Can I Sit Next To You Girl (1974)

AC/DC – Can I Sit Next To You Girl (1974)

そんなツアー中のある日。バンドのなかで浮いていたデイヴとメンバーがケンカ。デイヴはツアーマネージャーを殴り、そのままAC/DCから脱退してしまいます。バンドはツアー中…。

そこに登場したのは、機材車ドライバーのボン・スコット。

俺が代わりに歌おうか?

急遽、デイヴの代打でフロントマンをこなすうちに、ボン・スコットのワイルドな歌とステージングは瞬く間に大人気に!

デイヴが歌っていた曲もボン・スコットが歌うとワイルドなロックンロールに変貌します。

AC DC Can I Sit Next To You Girl

AC DC Can I Sit Next To You Girl

【2】ボン・スコット、2代目ボーカリストとして正式加入!

あまりにもパワフルな助っ人ボン・スコットによってツアーは大成功。しかし、マルコム・アンガス 兄弟はボン・スコットを正式にボーカリストとして迎え入れるか悩みます。

そのとき、ボンは28歳。アンガスは15歳。

年齢が気になっていました。

アンガス:
ボン、君はロックをやるには年をとりすぎじゃない?

ボン
アンガス、君はロックをやるには年が足りないんじゃない?

そんなお互い様のジョークの掛け合いのあと、ボン・スコットはAC/DCに正式加入します!

当時の活動拠点だったオーストラリアで2枚のアルバム「HIGH VOLTAGE」「T.N.T」で足掛かりをえて、その2枚からのベスト選曲でグローバルメジャーデビューアルバム「HIGH VOLTAGE」(1976)をリリースします!

オープニングを飾るこの曲は、これから始まるAC/DCの快進撃の狼煙を上げるような一曲です。「トップを極めるには長い道のりさ、ロックンロールしたいならな!」

IT’S A LONG WAY TO THE TOP (IF YOU WANNA ROCK ‘N’ ROLL) – AC DC

IT'S A LONG WAY TO THE TOP (IF YOU WANNA ROCK 'N' ROLL) – AC DC

ボン・スコットは少年時代、バグパイプバンドに所属(担当はドラムだったが)してたので、バグパイプが吹けるんですね。
ボン・スコットはスコットランド出身で、自身のルーツに誇りを持っていたので、挨拶がわりの“バグパイプソロ” を披露!

AC/DC – The Jack (from Countdown, 1979)

AC/DC – The Jack (from Countdown, 1979)

ボン・スコットは、お茶目というか、破天荒というか、おバカ…この曲は性病についての悪ノリソングです。で、テレビで客席の女性を指差しながらこの曲を歌うんですから相当オゲレツですね(苦笑)。

そんな米英デビューでAC/DCはいきなりブレイク!英国では最高5位にランクイン!

【3】快進撃は止まらない!驚異の毎年ペースでアルバムをリリース!

アンガス・ヤングのブルージーで爆発力のあるギターと、ボン・スコットのセクシーでワイルドでユーモアが効いた歌はベストマッチ。2人の2枚看板で、バンドはスターダムを駆け上がります。初期の代表曲を収録した2ndアルバムは、全米3位にチャートインする大躍進!

「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」(1976)

AC/DC – Dirty Deeds Done Dirt Cheap (from Family Jewels, 1976) SD.

AC/DC – Dirty Deeds Done Dirt Cheap (from Family Jewels, 1976) SD.

さらに、AC/DCの代表曲であり、ロック史に燦然と輝く名盤が生まれます。
3rdアルバム「LET THERE BE ROCK」(1977)

サビの歌詞は、聖書の一説「Let There Be Light !(光、在れ!)」をもじって、

ドラム、在れ!ギター、在れ!
ロック、在れ!Let There Be Rock!

ボン・スコットの掛け声で始まる、ソリッドなギターリフがたまらない名曲です。

AC/DC – Let There Be Rock (Official Video)

AC/DC – Let There Be Rock (Official Video)

ガンズ・アンド・ローゼズやエアロスミスなど、さまざまなアーティストが愛してカバーする名曲はこちら。

AC/DC – Whole Lotta Rosie (from Countdown, 1979)

AC/DC – Whole Lotta Rosie (from Countdown, 1979)

 

前作の流れを汲む名曲・代表曲満載の名作。米英のセールスが奮わなかったため
ファンには地味な印象だけど、隠れた名盤
4thアルバム「POWERAGE」(1978)

AC/DC – Rock ‘N’ Roll Damnation (Official Video)

AC/DC – Rock 'N' Roll Damnation (Official Video)

【4】熱気あふれるAC/DC初のライブ盤。初期AC/DCのベスト選曲

「IF YOU WANT BLOOD YOU’VE GOT IT」邦題「ギター殺人事件」と名付けられたバンド初のライブ盤。ボン・スコットのパワフルな歌が躍動しています。


AC/DC – If You Want Blood (You’ve Got It) (Official HD Video)

AC/DC – If You Want Blood (You've Got It) (Official HD Video)

【5】不朽の名曲、想定外の最終章「HIGHWAY TO HELL」

タイトル曲は、切れ味鋭いアンガスのギターリフに、ボン・スコット”兄貴”の挑発的な歌が響き渡る名曲。サビではライブ会場が轟くほどの大合唱が起こる、すべてのロックファンが愛する超定番曲です。

AC/DC – Highway to Hell (Official Video)

AC/DC – Highway to Hell (Official Video)

5枚目のアルバムとなる本作リリースの翌年2月、ボン・スコットは、深酒から嘔吐物を詰まらせてロンドンの路上に停めた車中の事故死で、突如、帰らぬ人になってしまいます。

さよならも告げずに…。

突然のフロントマンの死に、残されたメンバーはバンドの解散を考えますが、ボン・スコットの遺志はバンドを続けることと考え、AC/DCの継続を決意します。

そして、無名時代から旧知の仲であり、生前のボン・スコットも絶賛していたボーカリスト、ブライアン・ジョンソンを3代目として迎え入れ、”もっとも売れたロックアルバム”として今も輝き続ける名盤「BACK IN BLACK 〜ボン・スコットへ捧ぐ」をリリースします。

AC/DC – Back In Black (Official Video)

AC/DC – Back In Black (Official Video)

いかがでしたか。

今なお熱狂的に愛されるボン・スコットが在籍した時代の、躍動感あふれる”若きAC/DC”のご紹介でした。

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一味違うAC/DCの魅力を知る機会になれば幸いです。

また会いましょうね。

AC/DCファン必読!ライブお作法ガイド付き、観客が沸騰する5曲!
さらに"パワーアップ"し続けるAC/DCは、”ライブ最強バンド”でもあるんです!AC/DCの魅力が真に発揮されるのは、観客のパワーも加わるライブにこそあり!と断言できます。今日は、AC/DCのライブで必ず盛り上がる定番曲と、観客とのコール&レスポンスのお約束のまとめです。読んだあとにAC/DCを聴くと、思わずレスポンスしてしまいますよ!

 

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