英国 電子音楽コンビ ケミカルブラザーズをご紹介
トムとエド。もし、この2人が居なかったら、、、
ギター・ベースのバンドサウンドと電子音楽が融合した「今のロック」は存在してない!
エレクトロビートと上音で構成された「EDM」も生まれてない!
「野外ダンスフェス」も生まれてない!
…言い切っちゃいました;
ロックシーン、ダンスシーン両方に大きな影響を与えたケミカルブラザーズ
ぜひ、体験してもらいたいです!
行きましょう!
ロックに叩きつけた挑戦状 ブロック・ロッキン・ビーツ!
90年代後半、テクノロジーの進化に伴い、アーティストたちがいろいろな実験を行いました。
「リズムが軽くて迫力不足」「電子音と生音に違和感」…いずれもイマイチ。
そこに、ケミカルブラザーズ登場!
ダンス音楽にロック以上に攻撃的なビートを融合させた曲「Block Rockin’ Beats 」を、97年にリリース
楽器の音をレコード音源から断片を拾い、
コンピュータで切り貼りして組み合わせた「合成ドラム」。
ロックファンの心に火をつけます。
まさに、ロックと電子音楽が融合した瞬間!
The Chemical Brothers – Block Rockin’ Beats
さらに、新しい野外ライブのカタチも発明
もともとクラブDJの2人は作った曲をさらに作り直してつなげて再構築。
ビートを繰り返す高揚感に加え、
野外でド派手な光と映像を組み合わせて高揚感を煽る、
「レイヴ(=野外フェス)」をどんどん進化させます。
THE CHEMICAL BROTHERS “NO GEOGRAPHY” TOUR
しかし、実はこの15年(!)、不振が続いていました
ロックの次に、ヒップホップ・ラップとの融合を試みましたが、
あまりうまく行きませんでした。
2019年に発売したアルバム「No Geography」で見事復活
自らの原点、ロッキンビーツを作った「90年代の音」に立ち戻り、かつての輝きを取り戻します。ファンは、チャレンジャーだったあの頃の、勢いのあるケミカルブラザーズの音を待っていたんですね(私もです)。
The Chemical Brothers – Got To Keep On (Official Video)
盟友ミシェル・ゴンドリーの奇妙なMVも彼ららしい!
The Chemical Brothers – Eve Of Destruction
日本オマージュの曲とMV。ビートと上音がケミカルらしさ爆発!
2020年、復活を遂げたケミカルブラザーズの来日が計画されていましたが、
コロナで中止になってしまいました、残念無念。
2021年こそは、ぜひ改めて日本でロッキンビーツを聴かせて欲しいです!
【マニアックなオマケ】「Block Rockin’ Beats」のつくり方
・つくり方
PUSH RE-CONSTRUCTION #1 / The Chemical Brothers – Block Rockin Beats (Ableton Remake)
・ラップサンプリングの元ネタ
Shoolly D – Gucci Again – 1989
・いろいろ元ネタ集
The Samples: The Chemical Brothers Edition
今日はそんな感じです。
また会いましょう!