ロニー・ジェームス・ディオ(以下、ロニー)。
天性のヘヴィメタルボイス。レインボーとブラックサバスに加入
邪悪なシャウト、崇高なヴィブラート。
ライブで一音も外さない正確なコントロール。
観客を魅了するステージング。
メロイックサイン、振り上げる拳。
小さなカラダから魔法のようなパフォーマンスを繰り出す彼を、
ファンは敬意を込めて「小さな巨人」と呼びました。
ロニーのキャリアを追います。まずは、
1975年、リッチー・ブラックモアに見染められレインボー加入。
1980年、トニー・アイオミに見染められブラックサバス加入。
2つのビックネームバンドのあと、
ソロプロジェクト「DIO」を率います
今日は、ロニーの長いキャリアから、「DIO」の名曲を3人の天才ギタリストとともにご紹介!
ロニーは新人ギタリスト発掘の達人。初代は若き ヴィヴィアン・キャンベル
ロニーが見出した1stアルバムのギタリストは、のちにホワイトスネイク〜デフ・レパードに加入する、当時若干20歳のヴィヴィアン・キャンベル。若々しく躍動的な彼のギターは、ロニーの伝統的な様式美ハードロックに豊かな色彩を加えました。名曲ぞろいです。
アルバム: The Last In Line(1984)
Dio – We Rock (Official Music Video)
アルバム: Sacred Heart(1985)
Dio – Hungry For Heaven (1985 Video)
2代目ギタリストに選んだのはソリッドな技巧派 クレイグ・ゴールディ
様式美とアメリカンハードロック(LAメタル)の融合で、楽曲はよりキャッチーに。ダークファンタジーな世界観を持つ物語性の強い楽曲でロニー節が炸裂します。
アルバム: Dream Evil(1987)
Dio – I Could Have Been A Dreamer (Official Music Video)
Dio – All The Fools Sailed Away (Official Music Video)
全盛期を受け継いだ3代目ギタリストは、若干17歳 ローワン・ロバートソン
まだあどけなさが残る新人ギタリストと組んだロニー。彼のキャリアのなかでも曲に自由なムードが漂うアルバム。ギターはメタリックというよりは生っぽさを残した抜けのよさ。タッピングを取り入れた当時イマドキなローワンのギターを聴くと、ロニーがかつて蜜月だったヴィヴィアンの影を追っているように感じます。
アルバム: Lock Up The Wolves
Dio – Wild One (Official Music Video)
そして今年は、1986年にロニーが発起人となったヘヴィメタルオールスターのチャリティプロジェクト「Hear N’ Aid」 から35周年。10分間の豪華メンバーの夢の共演は、改めて見返しても見応え抜群ですね。ロニーの声も絶好調!
Hear N’ Aid – Stars (LD MASTER) [BEST QUALITY] (1986)
レインボーとブラックサバスに注目が集まりがちですが、
ソロバンド「DIO」も名盤揃いなのでオススメですっ。
今日はこんな感じです。
また会いましょう!
Dio ディオ / Sacred Heart 【SHM-CD】